投稿日: 2026年7月9日ジョバンニ そのまっ黒な、松や楢ならの林を越こえると、俄にわかにがらんと空がひらけて、天あまの川がわがしらしらと南から北へ亘わたっているのが見え、また頂いただきの、天気輪の柱も見わけられたのでした。つりがねそうか野ぎくかの花が、そこらいちめんに、夢ゆめの中からでも薫かおりだしたというように咲き、鳥が一疋ぴき、丘の上を鳴き続けながら通って行きました。宮沢賢治 銀河鉄道の夜 (青空文庫より)( 油彩 1983-1984 )( 2026.7.7-9 photo +画像補正 )