結納の魚、花の宴


「向こうの浅瀬に、神の池がある。そこには小さな魚(スフルマシュ)が一匹、水草を食べ、それより大きな魚(キントゥル)が一匹、ドングリを食べ、一番大きな魚(ギシュシェシュ)が一匹、跳ねまわっている。そして池の水際に生命の木タマリスクがあり、更にそのほとりに一本だけ孤立したタマリスクがある。王がアラッタに勝つためには、その池を見つけ、離れて立つタマリスクを切り倒して器を作り、一番大きな魚を入れて神々に捧げなければならない。そうすればウルクの力が勝り、アラッタの力が衰える。ただ一つ、王が心に留めなければならないことは、アラッタを討ち滅ぼしてはならない、ということ。もし王が、アラッタの彫刻品や、それらを作った芸術家や職人を護り、更に、戦いで傷んだアラッタを復興させるならば、そのとき初めて、エンメルカルは大王として勝利と祝福を得られるでしょう」

ルガルバンダ – Wikipedia



香妙し 花橘は
上枝は 鳥居枯らし
下枝は 人取り枯らし
三つ栗の 中つ枝の
ほつもり 赤ら嬢子を
いざささば 宣らしな

かぐわし はなたちばなは
ほつえは とりゐからし
しずえは ひととりからし
みつぐりの なかつえの
ほつもり あからをとめを
いざささば よらしな

(古事記 応神天皇条)

三つ栗の歌 – こちら、ドワーフ・プラネット



美豆多麻流(ミヅタマル)依網 (よさみ)の池の堰杙 (ゐぐひ)打ちが 刺しける知らに堰杙(ぬぐひ)(つ)く 川俣江(かはまたえ)の 菱茎(ひしがら)の さしけく知らに 吾(あ)が心し いや愚(うこ)にして
(出典:古事記(712)中・歌謡)

道の後(しり) 古波陀嬢子(こはだをとめ)を 神の如 聞えしかども 相ひ麻久良麻久(マクラマク)
(出典:古事記(712)中・歌謡)

道の後(しり) 古波陀嬢子(こはだをとめ)は 阿良蘇波(アラソハ)ず 寝しくをしぞも 愛(うるは)しみ思ふ
(出典:古事記(712)中・歌謡)



( 2024.1.10 イラスト作成 Bing Image Creator )
( 2026.3.2 +3.6~7 Photo +CG合成加工 )


“結納の魚、花の宴” への1件の返信

  1. https://the-wings-at-dark-dawn.com/blog.downadown/cate-6.html#ct6-37

    東日本大震災の前日のブログに記した「三匹の魚」
    そして「イナンナの謎かけ」
    あの大震災から15年……ようやく「これが答?」
    と思えるイメージにたどり着いた。
    「神の池に泳ぐ魚を神木の器に入れて捧げる」とは、
    「結納の品として魚を贈り、神前での政略結婚による和睦を相手国に申し出る」
    つまり現代日本なら「尾頭付きの鯛」のイメージかなぁ……

    ルガルバンダと魚との組み合わせは、もしや漁夫王に通じてはいないだろうか?
    海幸山幸や、鯛を持った恵比寿(七福神のひとり)、タロットカードのカップの王子、天使ラファエルなど、魚と結びついた神話・伝承は多く、あらためて考えてみたいテーマでもある。

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