ネムリ草の姫ぎみ
ふうわふわ
ヤジロベエの道化師
ゆうらゆら
そよふく風のワルツを
おどります
ゆるいリズムにさそわれて
ごきげんいかが
あなたのお手に
わたしの指さき
もうすこしで届きそう
( 2023.5.1 Twitter より)
春の星
三日月の舟
三日月の琴
星の河ゆく
女神の歌声
(ほら、きこえる)
まだすこし
とおいけれど
こえがきこえる。
( 2020.1.11 & 4.18 Twitter より )
( 2023.2.5 加筆)
春の声(Christmas rose) – ぶるーまーぶる (fairy-scope.com)
春の星(Bing Image Creator) – ぶるーまーぶる (fairy-scope.com)
ほら 聴こえる(絵 Bing Image Creator) – ぶるーまーぶる (fairy-scope.com)
ゆく年くる年
今年が暮れる。
この一年で印象深かったのは、
なんといってもこれ。
「兵馬俑展」で観た後漢の
「画像石」!
横穴式墓室の門だとか。
堂々たる異界の扉。
(なぜかしらん?
ポルノグラフィティ「メリッサ」
が胸にひびく……)
( 2022.12.29 Twitter より )
井戸水(あったかい!)で両手を清め、初詣。
( 2023.1.3 Twitter より )
もう夜はこれ以上
長くならない。
草木の芽吹きに
ふり注ぐやわらかな雨を、
とおく待ちわびる。
やがて
訪れる新しい春には、
この世界が平和で
ありますように。
( 2023.1.3 Twitter より )
アクエリアス
年経た暦や
古びた戸籍には
いまだ記されぬ声が
広場に満ちた
約束の星が
どの嬰児(みどりご)の
額に輝くのか
生まれ来る光の芽を
つみとるために
身がまえていた
冥府の番犬たちすら
追いつけぬ素早さで
星は 四方八方に輝いた
嬰児(みどりご)を奪われまいと
地を這って守る
男女らの 日焼けした額で
隷属の道を敷かれていた
年若き子らの 暗い胸で
星は いちどきに輝いた
約束の星は ただひとつではなかった
沈黙の星々は
光を失っていたのではない
輝くそのときを ひたすらに待っていた
よみがえれ
水瓶を捧げる大地の女神
肥沃な恵みの洪水を
とぎれめなく空と大地にめぐる雨を
病み乾いた王の都 その頭上いっぱい
押し寄せる銀河
降りしきる流星雨のように
ゆたかな腕に抱く水瓶から
無限に注げ
(2011/2/15)
(2022/10/9 加筆)
ブログ「こちら、ドワーフ・プラネット」より
アクエリアス
こちら、ドワーフ・プラネット (the-wings-at-dark-dawn.com)
「アクエリアス」(2011.2.15)
この詩を書いたのは、
2011年リビア内戦が報じられたとき
(2月17日革命の直前)だった。
このイメージが、
ウクライナの現状をみて、
再び胸に去来する。
遠い異国の動乱や戦争に触れて、
自分の心の中に眠っていたイメージが
呼び出されるのかも。
この詩に添えるなら、
シャガール風のイラストでなきゃ……
などと思う(が描ける気がしない)
水瓶を抱いて白い翼をひろげる
不思議で母性的な女性の姿が
ぼんやりと目に浮かぶ。
(が描けそうもない)
(できることなら形にしてみたい)
( 2022.9.25 Twitter より )